Q-SHOTAROの日記

若い頃は、あんなに痩せていたのに……

扇形アタック

何故か、今日は“扇形アタック”のことばかり考えていた。
 
組手の練習で、打ち込みができるようになったら、次の段階にやることですね。
 
左足前に構えるとして、前後左右は簡単に動けますが、左斜め後ろに動けるか?デス。
人間は二足歩行してますから、斜め方向への移動は、一挙動では難しいです。
 
だから、相手を斜め後ろへ追い込むのです。
 
その手段の1つが、“扇形アタック”です。
 
例1)扇形ワンツー
目的:敵からみて、右斜めから入り、左斜めへ追い込む。
互いに左足前に構える。
前足を軸に、心持ち、後ろ足を交差させるような感じで、前足後方に引く。
敵からみると、右30度からワンツーを仕掛けられている感じになる。
 
ポイント:心持ち交差させるといっても、マジで交差しない。
 
 
弱点:相手の左フックで迎撃されることアリ。
前拳の内側から攻撃することになるので、フックや背刀に注意。
 
 
例2)扇形追い突き
扇形ワンツーの逆版
敵からみて、左斜めから突かれるため、右斜め後方への移動は、左斜め後ろほどではないが、やや動きにくい。
 
前足を少し右前方に踏み込み、追い突きを仕掛ける。
右足は、相手の左足の外側、突きはややフック気味で、相手を右斜め後方へ追いやる感じ。
 
ポイント:追い突きの際、相手の前足の外側に自身の前足を置くこと。
敵は前拳での迎撃が出来なくなる。
 
弱点:追い突きなので仕掛けにくい。
 
 
人間は二足歩行である限り、動きに制限がかかりますので、伝統派の組手に限らず、色んな競技に使える思考と思うのですが、如何でしょう♪